コロナ禍における文化芸術の振興について【令和2年11月定例会】総務委員会[政策部、出納局、監査委員事務局]

 県民ホールの指定管理について、今回、穴吹エンタープライズとあなぶきエンタテインメントとの共同事業体である「あなぶき文化振興コンソーシアム」が指定管理候補者であると伺いました。候補者選定において、提案内容のどのような点が評価され、選定されたのかお伺いします。


指定管理者評価委員会において、申請者の提案内容を評価して選定に当っています。今回、評価が高かったものは、利用者サービス向上の観点です。具体的には、インターネット予約に対応した貸館管理システムの導入や、セキュリティーレベルの高いインターネット回線を活用した新たな施設利用の提案、ライブ配信機器を活用した公演・会議についての相談窓口の設置など、デジタル社会における利用者からの要望に適切に対応した提案、ISOの苦情対応マネジメントシステムの導入、顧客満足度調査の実施などによるサービス水準向上への取組が評価されたものです。
 さらに、県民ホールだけでなく、チケットの配付がある県内のイベント情報を、有料・無料にかかわらず案内できる体制を整備するなど、香川の文化の発信源としての役割を充実させる提案も評価されました。
 そのほか、福祉施設等への出張コンサートの実施など幅広い層への鑑賞機会の提供や、感染症対策の徹底など、現在の管理者として実績のある取組を継続している点も評価されています。
 評価委員会から、こうした「利用者へのサービスの向上」の観点への高い評価に加え、業務の遂行能力や経費節減への努力についても一定の評価がなされ、総合的に指定管理候補者として適当であると認められたことを踏まえ、候補者として選定したものです。
 今後、期待どおりの運営がなされるようしっかりと連携を取ってまいりたいと思います。


 コロナ禍やデジタル社会ということで、今までとは違った取組をしていかなければならない中で、利用者サービスなどが評価されて選ばれたということです。効率的・効果的に強化して取り組むことが何より大事であると思いますし、県と意思疎通を図りながら進めていくことが必要だと思います。引き続き、その点を重視してお願いします。

 9月定例会の総務委員会で、現在開催中のかがわ文化芸術祭の主催公演として、県民ホールで「ニュースタイルコンサート」を実施すると伺いましたが、具体的にどのような内容なのか、また、どのような意図を込めたものなのか、お伺いします。


今年度のかがわ文化芸術祭では、コロナ禍にあるからこそ、文化芸術に対する知識や理解を深める機会を県民の皆さんに提供し、文化芸術の楽しさを感じてもらえるような主催公演や行事を開催しています。その一つとして、12月5日土曜日18時から、県民ホール小ホールで「ニュースタイルコンサート」と題する音楽公演を実施する予定です。タイトルの「ニュースタイル」には3つの意味を込めています。1つ目に、「新しい生活様式」の下で工夫を凝らした演奏をお届けするということ、2つ目に、クラシックに加え、20世紀後半以降に作曲された「新しい音楽」を紹介すること、3つ目に、解説を交えた「新しい構成」で披露をするということです。

 具体的には、感染症対策として、ステージ上で距離を取る必要性をプラスに転じ、演奏者同士が間合いを取りながら決闘を表現したり、次第に距離を取りながら音楽による対話を表現したりする新しい挑戦に御期待いただくとともに、生誕250周年を迎えるベートーヴェンなどのクラシック音楽と新しい音楽を同時にお楽しみいただきます。また、それらの鑑賞ポイントを指揮者の解説を交えてお楽しみいただけるので、ぜひ多くの県民の皆様に御鑑賞いただければと思っています。今回の音楽公演は、コロナ禍における今だからこその試みとして、県民の皆様が文化芸術活動を再開する契機となればと思っています。


3つのニュースタイルということで、こういう時期だからこそ少しでも多くの方を元気づけられるような取組にしていただき、また、そのような鑑賞機会が提供できるよう、指定管理者制度を最大限に有効活用していただきたい。


 

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