うつ病をはじめとした精神疾患に対する心のケアについて【令和2年9月 定例会】

【質問】

 自殺の原因は、健康問題や経済生活問題、勤務問題など多様かつ複合的な原因及び背景を有しており、様々な要因が連鎖するなかで起きると思われまれますが、自殺を引き起こす大きな原因として、精神疾患である「うつ病」が大きく関わっていると考えられる。

 また、今年は、新型コロナウイルス感染症の影響で、外出移動自粛など新しい生活様式や、雇用率の低下などによる経済停滞の影響などにより、多くの県民が不安やストレスを抱えて生活していることが推測され、さらに、これらの影響が長期化することで、心身の変調を訴える方が増加し、うつ病など精神疾患の発症にも繋がることが危惧されている。 

 うつ病の症状を抱えている人やその家族から発せられるサインに、周りの人が気づき、声かけることで、相談機関に繋がり、不安や悩みを聴くことで、うつ病など精神疾患の早期発見・早期治療を図ることが重要だと感じる。県では、悩みのある方に対して相談支援など、いろいろな取組を行っていると思うが、悩みを持った方が直接相談機関に相談するにはハードルが高く、身近な周りの人が、気づき、支援することが重要である。

 そこで、県はこれまでどのようにうつ病をはじめとする心のケアに取り組んできたのか、また、新型コロナウイルスの影響も踏まえて、今後、どのように取り組むのか、お伺いしたい。



【知事答弁】

 自殺の背景には多様で複雑な要因が関連しますが、自殺者の直前の健康状態を見ますと、うつ病等の精神疾患に罹患していることが多く、うつ病等の状態にある者への適切な支援が課題となっております。

 うつ病をはじめとする心のケアには、御家族や職場の同僚などの身近な人が、うつ病のサインに気づき、見守りや声かけなどを行うとともに、必要な相談機関に繋ぐことが重要であると考えております。

 このため県では、精神保健福祉センターや保健所での電話相談、香川県いのちの電話協会などの民間団体が行う活動への支援、市町等相談窓口担当者への研修により、御本人や御家族が相談しやすい環境の整備を図ってきております。

 また、若年層の方に心のケアに関する知識を持ってもらうため、小学校、中学校、高等学校へ臨床心理士等を派遣し、こころの健康づくりに関する出前講座を実施するほか、先月10日からの自殺対策予防週間にあわせて、電車の中吊り広告や新聞広告などで、心に不安を抱える方や、その周囲の方を相談に繋げるための啓発活動を行うことにより、身近な人が関わり、支援するための普及啓発を実施しております。

 新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、本県においても、今春以降、関連する相談が、寄せられているところです。

 このようなことから、精神保健福祉センターにおいて、こころの電話相談の電話回線を増設するとともに、各市町等の担当職員に対して、精神科医師による技術的助言を随時実施するなど、相談体制の強化を進めているほか、新型コロナウイルス感染症でこころの不安を抱える方へのリーフレットを作成し、県内の医療機関や各市町などに配布したところです。

 私といたしましては、引き続き、各市町や関係団体と連携しながら、相談体制の整備や普及啓発に取り組むことにより、身近な人が関わり、早期に相談に繋がることで、うつ病をはじめとした心のケアの充実が図られるよう、積極的に取り組んでまいります。

0コメント

  • 1000 / 1000