介護施設における新型コロナウイルス感染症対策等について【令和2年9月定例会 一般質問】

【質問】

 先日の代表質問の答弁で、介護施設においても、様々な新型コロナウイルス感染症への対応が行われているとのことであったが、私が実際に伺った施設職員の方はいつ自分の施設で感染者が出てしまうかと戦々恐々としながら日々の介護に従事されている。

 国からは新型コロナウイルス感染症に関する様々な通知が山のように届き、その度に読み込む時間と整理に追われているようだ。国としては、伝えるべきことが漏れてはいけない、後から文句を言われてはいけないなどと考えるからか、非常に分厚くわかりにくい通知が多いという印象をもたれている。

 感染者が発生した際どのようなことに注意し、対応することが大切で、現場ではわかりやすい情報が求められている。実際に感染を経験された施設で困ったこと、役に立った工夫などが共有できる形での情報提供が必要になる。感染者が発生した際、迅速、冷静に、必要な対応がとれるようチェックシートのようなものや、実際に対応に当たる施設職員への事前研修が大切になってくる。これからの季節、インフルエンザの流行も懸念される。県として、感染者発生時の対応が問題なくできるよう、具体的にどのように介護施設への情報提供や介護職員への研修などを行っているのか、知事に伺う。

 認知症の高齢者の方が、自宅から外へ出て、家に戻れなくなり、地域の人たちで探すということが多くなっていると聞いた。捜索に関わった人から恐縮する家族へ優しい声かけなどもあり、やはり認知症高齢者を温かく見守る環境づくりが大切だと感じている。

 地元綾川町では、高齢者の方の見守りに力を入れており、こうした見守りの輪が広がっていくことを期待している。さらに超高齢社会となれば、認知症となる方も一層増加すると考えられる。県としても地域をフォローできるような施策を実施しなければならない。認知症の方や家族が地域で安心して暮らしていけるよう、認知症高齢者の方の見守りについて、県としてどのように取り組んでいくのか知事に伺う。



【知事答弁】

 介護施設における新型コロナウイルス感染症対策につきましては、介護施設に入所している高齢者の方々は、重症化するリスクが高く、特に感染防止を徹底する必要があることから、国から施設に対して、感染防止のための措置などについての詳細な通知が発出されております。

 県では、これらの通知を施設に速やかに周知するとともに、発生時の対応をわかりやすく整理したリーフレットやチェックシートを独自に作成し、お示ししているところです。

 また、介護施設で感染者が出た場合でも、職員の方が、適切な対応がとれるように、介護現場における感染症対応力強化を目的とする研修会を本年8月から開催しているところです。

 私といたしましては、施設への的確な情報提供や研修等を通じて、介護施設の感染症発生時の対応が適切に行われるように引き続き取り組んでまいります。

 次に、認知症高齢者の見守りにつきましては、認知症の人や家族の方が安心して暮らすためには、地域の見守り体制の充実が重要であると考えております。

 これまで県では各市町と協力して、地域で認知症の人とその家族を温かく見守り、できる範囲で手助けする「認知症サポーター」を約10万5千人養成してきました。

 また、認知症高齢者が行方不明になる場合もあることから、各市町では住民や警察、民間事業者等による見守りネットワークを構築しており、県においては、各市町や警察と連携し、市町の圏域を超えた広域的な情報共有体制を整備しております。

 さらに、行政機関だけでなく、ライフライン事業者や新聞配達・郵便・宅配事業者、スーパー、金融機関等民間事業者に「かがわ高齢者見守りネットワーク」への参画をよびかけ、研修や意見交換を通じて、全県的な見守り体制の強化を図っております。

 私といたしましては、今後とも各市町と連携し、認知症になっても、できる限り住み慣れた地域で、自分らしく暮らし続けることができる社会の実現を目指してまいります。

0コメント

  • 1000 / 1000