防災アプリ等の活用について[令和2年6月 定例会]

【質問】 

 県では、今年度4月から新たな防災情報システムの運用を開始し、新たな情報伝達手段として防災アプリを導入したと伺った。先日、防災アプリ「香川県防災ナビ」のチラシをいただいたので、私も早速、ダウンロードした。自分が今いる位置のハザードマップが一目で分かり、近くの避難所にも案内されるようになっており、充実している。

 また、災害時、事前に登録しておけば、家族等の安否確認が可能となる機能もあり、県民の防災意識の向上、そして、いざという時の避難行動を支援するツールとしては、非常に良いものだと思った。

 ただ、アプリなので、ダウンロードしてもらわないと使えないというところが非常にポイントと思う。当たり前のことだが、県としてこの防災アプリについて、県民の方に一人でも多くダウンロードしてもらうために、どのような普及啓発をしようとしているのか、お伺いする。

 また、あわせて、現在のダウンロード件数は、どのような状況か、分かれば伺いたい。


 防災アプリ「香川県防災ナビ」については、県民の皆さまに適切な避難行動をとっていただくための支援ツールとして、本年4月から新たに導入したものである。

 これは、気象情報や避難情報などの防災情報を受信できるほか、スマートフォンの位置情報を利用し、洪水や土砂崩れなどの危険が差し迫った場所にいる利用者に対して危険であることを通知する機能や、最寄りの避難所を地図上に表示して、そこまでのルートを案内する機能などを盛り込んでいる。

 しかしながら、こうした機能を県民の皆さまに御活用いただくためには、副委員長御指摘のとおり、それぞれの端末にこのアプリをダウンロードしていただくことが必要である。

 県においては、これを広く周知するためにポスターやチラシを作成し、県内のコンビニエンスストアで掲載・配布するとともに、県広報誌「THEかがわ」5月号に掲載しているところである。4月には新聞広告を出すとともに、テレビやラジオなどにおいてもあらゆる機会を捉え広く紹介しているところであり、明日の新聞にも広告を掲載するので御覧いただければと思う。

 お尋ねのダウンロードの件数は、6月20日現在で8,792件ということで、もっともっと広げていく必要と思っている。

 県としては、今後とも、様々な広報媒体を活用しながら、県民の皆さまにダウンロードしていただくよう御紹介してまいりたい。



【再質問】

 この9,000件弱というのを多いか少ないかどう思われているか分からないが、もう少し多くの皆さまに知っていただければと思う。

 このアプリには、特定の危険なエリアにいる利用者に対して、市町や県からプッシュ通知をする機能があったり、その他にも、防災情報システムでは、被害情報の収集や避難勧告等の発令業務、また、罹災証明書発行業務の迅速化を図る機能など、特に市町の災害対応業務を支援する機能を新たに導入していると伺っている。

 こうした新たな機能を十分に使いこなすには、操作の研修・訓練が必要になってくると思うが、昨今の新型コロナウイルス感染症への対応もあり、なかなかそうした訓練の実施が難しい状況だったのではないか、と思う。しかしながら、これから梅雨の時期、台風や豪雨シーズンを迎えており、地震もここ数日、頻繁に起きているため、こういうことも見ながら対応しなくてはいけないかなと思う。特に市町と連携した訓練は必要と思うが、県として、具体的にどのように取り組もうとしているのか、お伺いする。


 先ほどの防災アプリと同様に、本年4月から新たに防災情報システムも運用している。このシステムでは、被害状況等の情報を時系列で共有する機能、いわゆるクロノロジー機能や、避難勧告等の発令判断基準を超過した場合に市町に発令を促す機能の避難情報発令支援機能、罹災証明に係る調査票をOCRで自動的に読み込む機能の被災者支援機能など、いずれも各市町の災害応急対応を支援する様々な機能を盛り込んでいる。

 こうした機能を実際に使う市町の担当者が習熟するということと、市町と連携した訓練を実施することは、非常に重要であると考えている。

 そのため、県においては、市町の担当者を対象とした操作研修を実施するとともに、繰り返し操作手順を確認できるよう動画のDVDを作成し、全市町に配付するなど、新たに設けた機能を最大限に活かせるよう研修や訓練を実施しているところである。

 DVDは新型コロナウイルスの感染防止として、3密を避けるために作成して配っているものであり、何度も繰り返して見ていただこうというものである。

 また、市町職員だけでなく、県職員についても、市町職員との合同の操作訓練、実際のプッシュ通知を県からも送信できるため、実際にプッシュ通知を送信する訓練を行うなどの様々な研修や訓練を行っているところである。

 いずれにしても、県としては、昨今の災害対応の教訓も踏まえながら、今後さらにクロノロジーをスムーズに作成する訓練、罹災証明書の発行業務を速やかに行うための処理訓練などを、市町、土木部等の庁内の関係部局とも連携しながら計画的に実施しまして、災害時における対応が迅速かつ的確に実施できるよう体制強化を図っていく。



【再質問】

 様々な対応を行っているということで承知した。

 先日、地元の事務所に70代後半ぐらいのおばあさまが来て、タブレットや携帯の使い方が難しいので教えて欲しいということだった。もちろん、家族の方が必要なアプリを入れておくということで簡単に操作できるようにしてくれているが、なかなかうまくいかないとのことで1時間ぐらい話した。そういうことが実は現実で、ダウンロードをしていただくことも大事であるが、家族の若い方に入れていただいたり、練習していただいたりと、何か起きた時にパニックになっている時でも冷静に行動をするためには常日頃からそういう訓練をしておく必要があるのではないかと。

 個別に教えるというのは、難しいと思うが、県でダウンロードの仕方などを教える機会はないかなということでお伺いする。



 県の方に直接お問い合わせいただきましたら、当然、丁寧に県の方からも御説明させていただく。

 また、「防災出前懇談会」や「防災出前講座」という機会もあり、地域の自治会や自主防災組織、町内会といったところから説明して欲しいとの話があれば、県の職員が手分けをして説明にまいる。そういった機会を活用していただきながら、ぜひ、より多くの方にこのアプリをダウンロードしていただき、実際に災害が起きた時にスムーズに避難できるように体制を強化してまいりたいと考えている。



【要望】

 先ほども言ったとおり、まずこのアプリができたこと、これは前に進んだかなと思う。

 内容も充実しているところもあるが、やはり使い方であるとか、訓練というのをして欲しいと思うし、早速、私の地元からも色々御意見はお伺いしているので、要望としては、そういった意見にも耳を傾けて必要な改善を行っていただいて、県民にとってより使いやすいものとなるようによろしく取り組みをお願いする。

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