綾川の河川改修及び大雨時のダム操作等について 【令和2年2月定例会 一般質問】

【質問】

 ダムだけではすべての水害を防ぐことはできないので、ダムの再開発とあわせて、ダムの下流域で浸水被害のおそれが高い箇所などを点検し、計画的に整備を進めていただく必要もある。そこでまず、長柄ダムの下流域において綾川の河川整備をどのように進めていかれるのかについてお答えください。

 平成30年の7月豪雨では愛媛県でダムを緊急放流し、河川が氾濫して、逃げ遅れた方が亡くなる被害があった。この教訓を踏まえて、国が検討会を設け、同年12月に、異常豪雨の頻発化に備えたダムの洪水調節機能と情報の充実に向けて、「より効果的なダム操作や有効活用」と「より有効な情報提供や住民周知」に関して具体的で有益な提言を数多く発表している。

 本県も、この提言なども参考にしながら取り組んで行くべきと考えますが長柄ダムに関しては、今後はどう進めていかれるのか、お答えください。



【知事答弁】

 松岡議員の御質問にお答えいたします。

 まず、綾川の河川改修及び大雨時のダム操作等についてであります。

 綾川の河川整備については、綾川水系河川整備計画に基づき、概ね70年に1度発生する規模の洪水を安全に流下させることを目標に、長柄ダムの再開発により下流河川の流量を低減させるとともに、河道の流下能力を確保するため、下流から順次、河川改修を実施しております。

 その整備状況については、河口から府中ダムまでの約8.7キロメートルのうち、

 約8.3キロメートルが完了しており、府中ダムより上流についても、今年度より、新たに創設された「大規模特定河川事業」として国の補助事業の採択を受け、用地買収及び河道拡幅工事に着手しております。

 また、これまでの河川改修に加え、「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」の国の予算を活用し、樹木・堆積土砂に起因した氾濫の危険性を解消するための樹木伐採や河道掘削についても取り組んでまいります。

 次に、議員御指摘の国の検討会の提言のうち、「より効果的なダム操作や有効活用」については、既設ダムの嵩上げなどが示されていますが、長柄ダムは、既に、

 嵩上げによる再開発事業を計画し、洪水調節機能の強化を図ることとしています。

 また、「より有効な情報提供や住民周知」については、長柄ダムを含む、洪水調節用のゲートを有する8ダムの下流河川で、想定される最大規模の降雨による浸水想定図の作成を、引き続き進めるとともに、市町が実施する防災訓練等にあわせて、住民の皆様に、ダムの役割や仕組みについて説明を行うなど、住民の皆様の適切な避難行動につながるよう努めてまいります。

 私といたしましては、県民の皆様の安全・安心を確保するため、ハード・ソフト両面から、河川の防災・減災対策に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。

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