農泊について 【令和2年[2月定例会]経済委員会[農政水産部]】

【質問】

 6月議会でも質問したが、先ずは、農家民宿の数も含め、進捗状況について伺う。


 農泊については、今年度「かがわの農泊推進事業」を創設し、滞在拠点となる「農家民宿」の開業支援の強化、開業支援セミナーや先進地視察、模擬受入れ宿泊体験等を行い、農家民宿の開業促進を図っている。

 この事業では、段階的にスキルアップできるような仕組みとして、参加者のネットワークも活用しながら「農泊」の普及・推進を図っており、昨年度から行っている関係機関との調整や必要な書類の作成指導を行うワンストップ窓口での開業支援についても、開業希望者に浸透してきた。

 また、今年度新設した開業に必要な火災報知器や消火器などの施設整備に対する支援も6件行った。

 さらに、インバウンドの誘客を図るため、グリーン・ツーリズム関連施設を紹介した英語版のパンフレットを作成するとともに、委員の助言も参考としながら、「のうはくくん」というマスコットキャラクターを設け、「かがわのいなかに泊まろう!」と題した、県下の農家民宿30軒を紹介する親しみ易いパンフレットを現在作成している。

 こうした中、農家民宿の開業数は、昨年度4軒、本年度9軒となるなど大幅な増加傾向にある。

 これまでは、瀬戸内国際芸術祭の開催等により島嶼部での開業が多かったが、近年は、内陸部の中山間地域を中心に開業が増えている状況にあり、現在、県下の農家民宿は、5年前の15軒に比べると約2倍の32軒となっている。



【再質問】

 農家民宿の数が増えてきたことから、今後は、経営者同士の情報交換や、横のつながりが大事になってくると感じる。併せて、農泊を中心とした、その周辺に点在する観光資源の活用も考えていくべきである。そういったことも併せて、今後の取組みを伺う。


 「農泊」とは、農村の「食」と「体験」、「泊」を柱として、農村の地域資源を活かしながら、地域が一体となって行うものであり、拠点となる農家民宿だけでなく、地域の魅力あるブランド農産物やため池などの独特の農村景観、豊かな自然環境に加え、地域の郷土料理や農村文化などを有機的に連携させていくことが必要であると考える。

 このため、農家民宿を核として、観光農園や農村レストラン、産直市などのグリーン・ツーリズムなど、多様な地域資源が一体となって取り組めるよう、関係者が横の連携を図るための交流会を平成30年度から開催しており、今年度は60名の参加により、昨年の12月19日に観音寺市五郷で開催し、交流促進を図った。来年度もこうした横の連携を図る取組みを強化してまいりたい。

 また、現在、農家民宿の開業状況を地域的に見ると、東讃地域4軒、高松南部地域2軒、綾川町を中心に中讃地域に6軒、西讃地域4軒、島嶼部16軒となっており、いわゆる農泊地域が形成されている。

 県としては、今後も市町と連携しながら、農家民宿の開業促進とともに観光資源を含めた地域の魅力あるコンテンツの充実強化を図り、地域が一体となった取組みを促進し、農泊地域の創出に繫いでまいりたい。



【再質問】

 農泊の経営者から「裏の山の木が倒れてきそうなのだが、このままいくと民宿に倒れ掛かってきてしまう。どうしたらよいかわからない。」との連絡があった。こうした農泊関係者からの周辺環境整備等の相談にも、農村整備課が設けているワンストップ窓口で対応できるのか。また、農泊に影響が出るという前提で、今後、同じようなことがあれば対応してもらえるのか伺う。


 先程答弁したとおり、ワンストップ窓口を開設しており、農家民宿の開業希望者に浸透してきたところである。また、既に開業した方々においても、関係法令に伴う定期検査手続きや、経営などに関する各種相談が寄せられている状況である。

 農家民宿の周辺環境等の相談についても、ワンストップ窓口に気軽に相談いただきたい。具体的には、個別対応になるため、そこで全てが解決する事にはならないこともあるが、関係市町等とも連携しながら、必要に応じて担当部署に繋ぐなど、出来るだけの対応をしてまいりたい。



【要望】

 ぜひ、香川の魅力を伝えるためにも、農泊をもっと生かしてほしい。たくさん点在する魅力を線で繋げてほしいという要望も踏まえ、経営者へのサポートや情報提供、宣伝に引き続き尽力してほしい。


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