外国人観光客の二次交通の利便性向上について【令和2年[2月定例会]経済委員会[商工労働部、交流推進部]】

【質問】
 個人旅行が主流となる外国人観光客にとって、公共交通機関は欠かすことのできない移動手段であり、新規路線などを活用した回遊促進の実現が重要であると考えるが、新規路線や公共交通機関を乗り継ぐための正確な情報などは、把握が難しいことから、外国人観光客に向けた情報発信にどのように取り組んでいるのか、伺う。


 高松空港を拠点とした路線として、昨年は、高松空港と観音寺市・四国中央市を結ぶ定期バスや、高松空港と琴平町・三豊市を結ぶ定期バスが運行開始し、今月からは、高松空港・丸亀・善通寺線が1日5往復で運行を開始するなど充実が図られてきており、高松港では島嶼部へ向かうフェリーも多く運航する。

 御指摘のとおり、新規の路線情報に加え、乗り換え可能な公共交通機関の組み合わせなどの情報を、外国人に、いかに上手く伝えていくかが重要である。

 そのため、世界中で幅広く、個人旅行者等に利用されているルート・乗換検索システムgoogleマップ」に反映されるよう、運行事業者と国や県、県観光協会、広域観光組織などが連携して、システム運営事業者に必要な情報を提供するなど、既存のシステムで検索できるようにしている。

 中でも、海路関係はあまり反映されていなかったことから、本県を含む瀬戸内7県や旅行会社等で構成する「せとうち観光推進機構」と県観光協会などが連携して、瀬戸内海における110社138航路149系統の航路情報を収集し、「googleマップ」に搭載し、同機構が運営する訪日外国人観光客向けサイト「瀬戸内Finder」上で、国内の航空路線や鉄道路線、海上航路船の情報を一元的に、多言語で検索できるサービスを提供している。

 今後は新たに、本県を訪れる外国人観光客向け周遊ウエブサイトを作成し、スマートフォンを用いて、県内の観光地や文化施設を巡るスタンプラリーを実施することとしており、公共交通機関を利用して県内観光地等を周遊するモデルルートに加え、県内公共交通機関の乗換場所や切符売場の場所、乗換方法などを多言語で情報発信するとともに、最適な乗換方法の提案と乗換誘導を行うことで、外国人観光客の利便性の向上に取り組んでいきたいと考えている。



【再質問】
 外国人観光客への情報発信に様々に取り組んでいるが、外国人観光客の立場からすると、チケット購入の仕方が公共交通機関ごとに異なるなど、煩雑さを感じさせる問題も発生することから、外国人観光客がストレスなくスムーズに移動できるための利便性向上について、今後、どのように取り組もうとするのか、伺う。


 公共交通機関を利用する際のチケット購入等は、交通機関ごとに異なるなど煩雑であることから、キャッシュレス化やチケットの一元化に取り組んでいる。

 JR四国や四国の鉄道会社6社などと連携して、四国内全ての鉄道と小豆島行きのフェリーと島内の路線バスが乗り放題となるフリーパス「ALL SHIKOKU Rail Pass」のプロモーションなどに取り組んできた。

もう一つは、全国の主要交通系ICの10カード(共通化)の導入を促進し、県内でもできるだけ多くの交通機関で利用できるよう取り組んできており、平成29年度からことでん(電車)で、平成30年度からことでんバスで利用が開始された。JR四国では、「ICOCA」が平成23年度から導入され、平成25年度から高松駅-多度津駅間の13駅で10カードの利用が開始されたところであり、今月14日からは、観光地のアクセス駅である詫間駅、観音寺駅、善通寺駅、琴平駅、栗林公園北口駅、栗林駅、屋島駅が加わることとなっている。

 そのほか、民間のベンチャー企業であるスキームバージ(株)などが、今年度、国の補助事業を活用して、海上タクシーや高松空港リムジンバス、JR、小豆島行フェリー、高松市美術館等の利用に使えるアプリを開発し、最終的には決済もできるものとなるよう取り組んでいる。

 今後は、民間のベンチャー企業が開発したアプリを活用し、県公式観光サイトにおいて、公共交通機関などの決済等が可能となる仕組みについて、県観光協会と連携しながら、検討してまいりたいと考えている。



【要望】

 人口減少や少子高齢化が進む中、地域の活性化を図るためには、外国人観光客の二次交通を使った周遊促進が求められる。県内では、滝宮の念仏踊りなどがユネスコの無形文化遺産の国内候補になるなど、高松だけでなく、色々な魅力を発信して、「東京オリンピック・パラリンピック」の開催等も有効に活用し、今まで以上に積極的に推進してほしい。

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